研修報告

令和2年9月16日 中京区 医療・介護関係者合同研修会を開催いたしました。

日  時 令和2年9月16日(水)14:00~15:30
開催方法 Web研修会
テーマ 在宅医療における新型コロナウイルス感染症
~結局何をどうすればいいの?~
講  師 宮本雄気先生
東京大学 公共健康医学専攻
京都府立医科大学 救急医療学教室
医療法人双樹会 よしき往診クリニック

今年度も、中京区介護保険事業者連絡会と合同で、初めての取り組みとなるWebでの研修会を開催させていただきました。

現在、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、医療や介護の現場はもちろんのこと、家庭においてもどのように対応してよいのか、不安や迷いに日々直面しています。「より多くの方に正しい知識と最新の情報をお届けしたい」という講師の宮本先生のご意向で、今回は中京区にとどまらず、京都市内の各連携支援センターのご協力のもと、多くの方々にご参加いただくことができました。

本研修会では、新型コロナウイルス感染症診療の大原則「在宅療養者の生活を守る、地域の医療を守る、地域全体の(個人防護具)の配分(医療倫理の正義原則)、「災害」時の「Self(自分の身を守る)・Scene(周囲の状況を考える)・Survivor(患者のケアに当たる)」」についてお話しいただきました。

具体的には、まず自分自身が正しい情報を知ること。そして、感染しないということは非常に難しく、療養者や家族・職員に対し、過剰な恐怖心やパニックを起こさせないよう真摯で丁寧なかつ根拠に基づいた説明を行うことが大切であること、また、疑い患者への対応についてはいつ疑うかの対応の原理原則、PCR検査や逆タスクシフティングによる居宅生活の継続や回復された方の在宅ケアについて、更には実際の発生に備え各機関における新型コロナウイルス感染症対応マニュアルやBCP(事業継続計画)の作成が必要であること等、京都市における検査体制の現状や日本各地における事例を交えながら、非常にわかりやすくご説明いただきました。

Webでの研修会は初めての試みで、当方の不手際やトラブルでご迷惑をおかけいたしましたが、ご講演いただいた宮本先生をはじめ、ご参加いただいた皆様、本当に有難うございました。

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