研修報告

令和2年2月15日 中京歯科医師会 京都市中京区在宅医療・介護連携支援センター合同研修を開催しました。

日時 令和2年2月15日(土)14:00~16:30
場所 京都府歯科医師会館 講堂
テーマ 災害から身を守り教訓を未来へつなげる~命を守る口腔ケア~
講師 河瀬聡一朗(宮城県 石巻市雄勝歯科診療所 所長)

災害から身を守り教訓を未来へつなぐ~命を守る口腔ケア~

令和2年2月15日(土)歯科医師会館講堂にて「災害から身を守り教訓を未来へつなげる~命を守る口腔ケア~」をテーマに中京歯科医師会と中京区在宅医療・介護連携支援センターと合同で研修会を開催しました。
阪神淡路大震災から25年、東日本大震災から9年その後も熊本地震や台風被害等、数々の災害被害にあっている中で、もう一度災害時の対応を考え、これからも起こり得る災害に備えられるよう市民も含めて学び直せる機会になりました。

講師に石巻市雄勝歯科診療所 所長の河瀬聡一朗先生に避難所での生活の様子や日常では考えられない実態なども含めてお話を聞かせていただきました。

また、今回のテーマとなった災害時の口腔ケアを行うことで災害関連死の肺炎死亡率が50%も減少させることができる。

食の形態、栄養の偏りから子供に起こるカリエスや肥満、高齢者は低栄養からくるフレイル等で健康な人でも全身状態が悪化する中でより障がい者・要介護高齢者・有病者は、より一層避難生活が困難になることも想定し、それぞれの立場で今からできることを考えさせられる講義でした。

二部では、支援物資や水が充足しない中であるもので工夫をすること、行政の立場での関り、災害ボランティアが結成されるまでの流れ等を聞き避難所のシミュレーションが頭に浮かんだ方も多かったと思います。

「備えあれば憂いなし」ではないですが、常日頃から私の備え、地域の備え、行政の備え、医療や介護の備え等、準備しておくことの大切さも学べる研修会でした。

ページ上部へ